きっかけ
みなさん、リモートワーク(テレワーク)してますか? Hangouts MeetやZoomといったビデオ会議ツールを使う機会が増えたと思います。
そんな中、次の記事が流行りました。 level69.net
バ美肉(バびにく)とは、バーチャル美少女受肉またはバーチャル美少女セルフ受肉の略語 ja.wikipedia.org
これにより、ビデオ会議(例はZoom)で、次のようなバーチャル美少女 (になりきった私)が参加できるようになります。もちろん、声もボイスチェンジできます。
Windowsでは、Facerigというアプリで簡単に構築できるみたいです。
これを Mac で構築する方法を紹介しようと思います。 Mac + Bootcamp → Windows10 + Facering でもできると思いますが、動作不安定になる可能性があったため、極力避けようと思い、却下しました。
構成
私は、次のような構成になりました。
音声と動画の2つに分かれます。 また、ビデオ会議ツールと連携するため、仮想デバイス(Soundflower, CamTwist)が必要になります。
音声
Voice Changer: Gachikoe
野太い声じゃなくて、かわいい声が聞きたいですよね。そうですよね。はい。
Gachikoeを使いました。 booth.pm
Gachikoeは、次のような設定にしました。
Outputを soundflower (2ch)にしています。
仮想マイク
仮想マイクは、Soundflowerを使います。 github.com
音声出力のルーティングを制御するために、LadioCastも使いました。
apps.apple.comLadioCastは、次のような設定にしました。
Inputを soundflower (2ch)とし、Outputを soundflower (64ch)としています。
動画
Application for VTuber
Desktop: 3tene
デスクトップで動かす場合は、3tene(ミテネ)を使いました。
3teneは、特に設定は必要ありません。 撮影前には、Webカメラとリップシンク(口の動きの同期)を起動しておきましょう。
Asserts
肝心のキャラクターですが、3teneはVRM形式でなければならないそうです。(よくわかっていません)
私は、次のサイトでダウンロードしました。
Mobile: Reality
モバイルで動かす場合は、Realityを使いました。
apps.apple.comRealityは、特に設定は必要ありません。 好みのキャラクターをカスタマイズして簡単に作れます。
私は、これです。
iPhoneで撮影している画面をMacに反映する必要があります。 MacとiPhoneを接続し、QuickTime Playerへ出力します。こんな感じです。
仮想カメラ
CamTwistという仮想カメラを使いました。 camtwiststudio.com
CamTwistは、次のような設定にしました。
使い方 (Zoom)
今まで説明したものを起動した状態で、Zoomを起動します。 Zoomは、次のような設定にしました。
動画は、CamTwistから取得するようにします。
音声は、Soundeflower (64ch)から取得するようにします。
終わりに
テレビ会議で、こういった "リアルな姿を出さず、異なる人物を出す" のは、実際役立つものなのでしょうか。 テレビ会議ツール、例えばZoomでは、音声や動画を隠せる機能はあります。 "リアルな姿を隠したい"要求は、すでに解決できています。
今回のような"バ美肉"って、どういうメリットがあるのか、んーってなりました。 ネタ的には『可愛い女の子と会話すると、生産性があがる』なのですが...脳が震える。
参考リンク
kumak1.hatenablog.com kuroyam.hatenablog.com mzyy94.com www.excite.co.jp https://www.cg-method.com/entry/gachikoe/#Gachikoewww.cg-method.com vtuberkaibougaku.site
追記
Snap Cameraという面白いツールを↓から知りました。
リモートワークの導入から3ヶ月 / Connehito marche online 20200311 - Speaker Deck
手軽に遊べるので、試してみるのも良いかと思います。